MARVEL/マーベルとは、大元はアメコミの大手出版社
作品間で世界観を共有していることが魅力
こんちは!
サンドです。
ここ数年でアメコミ映画はすごい盛り上がりを見せています。
中でも特に人気が高く、耳にする機会も増えたであろうMARVEL/マーベル。
「そもそもマーベルって何 ?」
「なんで人気なの?」
と気になっている人も多いのでは。
そんな疑問を、ファン歴10年で50本以上のマーベル映画と150冊以上のマーベル原作コミックを読んだ僕が解説します!
僕のプロフィールはこちらの記事で
マーベルの魅力を存分にお伝えし、皆さんにも初めの一歩を踏み出してもらいたいと思います!
MARVEL/マーベルとは何のことか
マーベルとは元々はマーベル・コミックスというアメリカンコミックス(略:アメコミ アメリカの漫画)の出版社のことをいいました。
1939年にマーティン・グッドマンによって設立された、タイムリー・コミックスという出版社が前身になります。
歴史については、様々なドラマがあるのでここでは語り尽くせません…。
興味ある方はお時間ある際に、こちらの記事を読んでみてください。
現在はマーベル・スタジオというコミックを原作とした映画を作る部門や、ゲームを作る部門もあります。
なので、マーベルの広い意味ではコミックスも出版するし、自分たちで映画やゲームも作るエンタメ会社ということになります。
まぁ、その映画やゲームはコミックあってこそなので、基本的にはアメコミの大手出版社という認識でもいいかなと思います。
代表的なキャラクターは、スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカなどです。
アメコミで有名なキャラには、スーパーマンやバットマンなどもいますが、実は彼らはDCというまた別の会社のキャラなんです。
話が逸れそうなので、詳しく知りたい方はこちらの記事へ。
マーベル映画や原作の魅力
異なる作品で世界観を共有するクロスオーバー
キャラクターや、ストーリーなどマーベルの魅力は一つではないですし、人によってどこを重視するかは様々だと思います。
ただ僕個人としては、
”クロスオーバー”
が一番の魅力であり、人気の理由だと思っています。
どういうことかといいますと…
スパイダーマン/ピーター・パーカーが主人公の作品である『The Amazing Spider-Man』。
アイアンマン/トニー・スタークが主人公の作品『Iron Man』。
これらは別々のストーリーが展開されていますし、登場キャラクターも異なります。
作品が違うのですから、そりゃあたりまえですよね。
問題はここからです…。
実は『The Amazing Spider-Man』にアイアンマンが登場することもあるのです!!!!
逆もまた然りです。
『The Amazing Spider-Man』#533 ©MARVEL
(↑スパイダーマンとアイアンマンの共演 実際のこのシーンではトニーはスーツ着ていませんが笑)
アベンジャーズというチーム名を聞いたことのある方は多いかと思いますが、このチームも異なる作品の主人公たちが集まって結成されたチームなんです。
日本のマンガで例えるなら、『ONE PIECE/ワンピース』に『DRAGON BALL/ドラゴンボール』の孫悟空が登場するということです。
なんでこんなことができるのでしょうかねぇ。
それは世界観を共有しているからなんです。
例えば、『The Amazing Spider-Man』のストーリーでヴィラン(アメコミでの悪役の総称 ヒーローとの対義語)たちが牢屋から大量脱獄したとしましょう。
そうすると、『Iron Man』のストーリーでも脱獄に関するニュースがテレビで流れたり、脱獄したヴィランとアイアンマンが対峙したりします。
この世界観は『The Amazing Spider-Man』と『Iron Man』2作品だけの話ではなく、マーベル・コミックスの出版する何十というタイトルで共有されています。
すべては同じ世界での出来事なんです。
また、マーベル・スタジオが作っている映画シリーズであるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でも、このようなクロスオーバーを楽しめるのです!!
MCUは数多くの映画やドラマで展開されていますが、場所や時代が違えどそのすべてが同じ世界観での物語です。
作品をまたいだキャラの掛け合いが楽しめたり、各作品の主人公が一堂に会したりなんてこともあるのです!!
引用元 ©MARVEL
(↑各作品の主人公たちが一堂に会するシーン)
激アツじゃないですか!!!?
日本のマンガや映画では体験できない感動と興奮を味わえます。
これがマーベル映画や原作コミックの醍醐味です。
マーベル作品の多様性
ひとくくりにマーベル作品といっても、シリーズによって物語の方向性は大きく異なります。
ここでは映画シリーズを例にしてみます。
スパイダーマンシリーズは、平凡な大学生がある日超人的な力を手に入れ、科学の力を駆使したヴィランと戦うという流れです。
一方のX-MENシリーズは、特殊能力をもって生まれる人たちが珍しくない世界です。能力を持った人たちが差別の対象となり、主人公達はそんな人たちの手助けをします。
シリーズの中でも特に作品の多様性が強いものがMCUです。
物語の舞台は、現代のニューヨーク、第二次世界大戦、神々の住む世界、多種多様な種族が住む宇宙の星々と様々。
大作映画シリーズはマーベル以外にもたくさんありますが、それらのジャンルは基本固定されています。
ハリー・ポッターなら魔法もの、スター・ウォーズなら宇宙戦争もの、ミッションインポッシブルならスパイものです。
しかし、マーベルはヒーローとヴィランさえいればそれらの括りはないのです。
魔法もの、スパイもの、裁判もの、宇宙冒険もの、学園ものなんでもござれです。
また、作品の表現方法も多様です。
魔法で歪んでいく街全体をCGで見せたり、黒人の制作陣によって民族と科学を融合した国を表したり、形式がモノクロのシットコムだったりします。
これだけ舞台やジャンルが異なるにも関わらず、同じ世界観を共有しているのだから驚きです。
制作陣も作品ごとによって異なり、常に新しい表現方法にチャレンジしています。
制作側の愛や情熱が観ている側にもなんらかの形で伝わってくると思います。
これらのことから作品数は多くとも、飽きにくいということも魅力のひとつです。
まとめ:MARVEL/マーベルとは
というわけで、マーベルとは大手アメコミ出版社という認識でオッケーです。
その魅力はクロスオーバーや作品の多様性にありましたね。
この記事をここまで読んでくださった皆様は、きっとマーベルの作品に触れたくてウズウズしていることでしょう(そうであってくれ)。
「じゃあ、どっから手をつけりゃいいんだね?」
という疑問も湧いてくるでしょう(そうであってくれ)。
こちらの記事で解説しているので、ぜひご一読を!
では、今回はこの辺で。
お時間いただき、ありがとうございました!
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