アメコミとは|マーベルとDCの違いやリーフとTPBの違いなど

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アベンジャーズの1巻

『Avengers』 Vol 1 #1

結論
アメコミとはアメリカで出版されているコミックの総称
日本のマンガとは、様々な違いが

こんちは!
サンドです。

ここ数年で数々のアメコミ映画が公開され、盛り上がりを見せています。
そもそもアメコミってなんでしょう?
今回は、アメコミの定義や特徴をお話ししていきます。

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アメコミの定義

アメコミとは、アメリカンコミックスの略です。
言ってしまえば、アメリカで制作されているコミックすべてのことです。

スパイダーマンアイアンマン、バットマンなどヒーローものがメジャーなジャンルとなっています。
アメリカでは1940年前にはヒーローものがすでに出版されていて、現在でも根強い人気を誇っています。

ヒーローものがすべてではなく、ウォーキング・デッドやメン・イン・ブラック、キングスマンなどの作品も原作はコミックです。
ただ、日本のマンガほど多彩なジャンルが有名になっているわけでもないです。

二大出版社:マーベルとDC

マーベル・コミックスとDCコミックスが、アメコミの大手出版社となります。
それぞれの主要なキャラクターなどを挙げると

MARVEL/マーベル
ヒーローチーム:アベンジャーズ、X-MEN
キャラクター:スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ウルヴァリン

DC
ヒーローチーム:ジャスティス・リーグ
キャラクター:バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、ジョーカー

といった感じです。

マーベルとDCは別の会社なので、ストーリーのつながりなどは全くないです。
わりとこの辺りは混同される方もいるのではないかと思います。
日本でいうと、集英社と講談社の違いみたいなものかと。

マーベルについて詳しくまとめた記事はこちらに。

出版形式:リーフとTPB

アメコミには、リーフとTPB(トレード・ペーパー・バック)といった2種類の出版形式があります。

リーフとは、25ページ前後の本編と数ページの広告が1冊のコミックとなっているものです。
実際に私物をお見せします笑。

アメコミ リーフ

ご覧の通りペナッペナです。
ホッチキスで閉じてあります。
日本の週刊誌のマンガ『ONE PIECE/ワンピース』や『名探偵コナン』が1話単位で出版されるようなイメージです。

一方のTPBとは、リーフ7冊程度がひとまとまりの本となっているものです。
日本でいうところの単行本ですね。

『The Amazing Spider-Man』や『Iron Man』といったタイトルのリーフが1か月に1冊発売され、後からストーリーごとにまとめてTPBで販売されるといった流れです。

アメコミの邦訳本は、TPBが翻訳されたものです。
たまに日本だけで編集された邦訳本もありますが。

リーフは1冊で400円から500円程度です。
ページ数は全然少ないのですが、日本のマンガ1冊と大差ないんですよね…
アメコミはフルカラーなので、その分の値段というのもありますね。

1か月に、世界観を共有しているタイトルがいくつも出るので、網羅しようとすると大変です。

また、同じ中身でも表紙のイラストが違うヴァリアントカバーというのもあり、コレクション目的でそろえる人もいるそうです。
ホントいくらあっても足りんよ…

オンゴーイングとリミテッド

アメコミにはシリーズの展開が2種類あります。

1つ目はオンゴーイングシリーズといい、終わりを決めずにずっと続いていくものです。
『The Amazing Spider-Man』や『Captain America』は600話以上続いています。

もうひとつがリミテッドシリーズ。
ミニシリーズとも言います。

これはあらかじめ終わりが決まっていて、8話程度で物語が完結します。
『Civil War』や『Secret Invasion』などのクロスオーバーイベントがこれにあたります。

制作スタイル

制作スタイルも日本のマンガとは異なります。

日本では基本的に、絵も描くしストーリーも考える漫画家と、背景やモブキャラを描くアシスタント数名が主流ですよね。
ストーリーを考える原作者と、絵だけを描く作画担当に分かれている場合もありますね。

一方アメリカでは、

・ライター(ストーリーを考える人)
・ペンシラー(鉛筆で下書きをする人)
・インカー(ペンで絵を仕上げる人)
・カラリスト(色を塗る人)
・レタラー(セリフなどの文字を書き入れる人)

など細かく分業しているのが特徴的です。
ただ、下書き、清書、色付けをすべて一人でこなすアーティストもいます。

また、同じペンシラーでもインカーが違うことで絵の雰囲気もガラッと変わることがあります。

キャラクターの権利

日本では、漫画家が生み出したストーリーやキャラクターの権利は、その漫画家が持ちます。

ありえない話ですが、『僕のヒーローアカデミア』に『ONE PIECE/ワンピース』のルフィを登場させようと思ったら、堀越耕平先生は、尾田栄一郎先生に許可を取る必要があるでしょう。

アメコミでは、ライターやアーティストが生み出したキャラクターの権利は、出版社に帰属します。

現在アイアンマンを書いている作家がスパイダーマンを登場させようと思った場合、スパイダーマンの考案者に許可を取る必要はありません。
この体制は、作品の異なるキャラクター達を一堂に会することのできる理由の1つと言えるでしょう。

まとめ:アメコミとは

アメリカで出版されているコミックの総称であるアメコミ。
日本と比べてみると、様々な違いがありましたね。

今回の記事を読まれて、アメコミ原作に興味を持たれた方にはこちらの記事をオススメします!
アメコミの魅力を熱く語っておりますので笑。

それでは、この辺で!
ありがとうございました。

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