『アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド』の感想・あらすじ・解説

アベンジャーズワールドの表紙

『アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド』 ©MARVEL ©FURYU Corporation

こんちわ!
サンドです。

ニューアベンジャーズ期を終えて、新たなシリーズへと進むマーベルユニバース。
今回はそのスタートとなる『アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド』をレビューしていきます。

「どの時期の作品なの?」
「オススメのポイントは?」

などの、今作に関する悩みを解決できる記事となっております。
皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。

ネタバレは一切ないので、ご安心を!

なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

収録タイトルやライター・アーティスト情報

出版社:ヴィレッジブックス
ライター:ジョナサン・ヒックマン
アーティスト:ジェローム・オプーナ、アダム・キューバート
収録タイトル

  • 『Avengers』Vol.5 #1(2013年2月)
  • 『Avengers』Vol.5 #2(2013年2月)
  • 『Avengers』Vol.5 #3(2013年3月)
  • 『Avengers』Vol.5 #4(2013年3月)
  • 『Avengers』Vol.5 #5(2013年4月)
  • 『Avengers』Vol.5 #6(2013年4月)

あらすじ

内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。

どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。

宇宙より地球に謎の飛来物が複数落下した。
発射地点が火星である事を掴んだアベンジャーズは、直ちに精鋭チームを派遣する。
それが想像を絶する大異変の幕開けとも知らずに……。

ジョナサン・ヒックマンが贈る、生命創造にまで遡る一大抒情詩、ここに開幕!
最新・最強のアベンジャーズがここにある!

引用元:ヴィレッジブックス作品ページ

作品概要や出版背景の解説

2013年頃からマーベルは”MARVEL NOW!/マーベル・ナウ”という、シリーズのリニューアルキャンペーンを展開しました。

マーベルは歴史が長いので、定期的に複数の作品を同時に刷新させるキャンペーンを行います。
これまでの物語を引き継ぎながらも、新規読者も読みやすいようになっています。

1つの作品をリニューアルする場合はVolのカウントを新しくしますが、それを複数の作品で同時に新しくするイメージです。
実際、新しいキャンペーンの際には複数の作品のVolカウントを新しくし、1話からのスタートとなることが多いです。

そんな新規キャンペーンのメインとなる作品が今作『アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド』。
『Avengers』Vol.5が1話から収録されています。

ここから新章の開幕なので、初心者の方でも十分に楽しめる内容になっています。

拡大する脅威に対してチームも大きくすべきというスティーブ・ロジャーストニー・スタークのアイデアのもと、集められたアベンジャーはなんと18人です!

ソーを含むビッグスリーはもちろん、スパイダーマンやシャン・チー、X-MENからはサンスポットやキャノンボールなどが参加します。

ライターのジョナサン・ヒックマンは、今作から約3年にわたってメインシリーズの脚本を務めていきます。

アベンジャーズ集合
※画像は原書で、本作は日本語です

『Avengers』Vol.5 #1 ©MARVEL

作品の評価・感想

「なんかいつもと違うぞ…!」
というのが率直な感想。

犯罪者たるヴィランと対決するといった内容ではなく、宇宙規模のストーリーが展開されていきます。
いい意味でアメコミヒーローものっぽくない雰囲気です。

そして面白い!
様々な伏線が張られ、今後の展開が全く読めないです。

ただ物語の規模が大きいだけでなく、トニーとスティーブの考え方の対比、新メンバーの背景などキャラクターにもフォーカスされています。
敵勢力の新キャラであるエクス・ニヒロも、自分なりの考えあっての行動をしているので、キャラが立っています。

ジェローム・オプーナのアートは輪郭線を少なめにしているのが特徴的でした。
アダム・キューバートの絵はあまり好みではないですね笑。
画力も微妙ですし…。

トニーとスティーブ
※画像は原書で、本作は日本語です

『Avengers』Vol.5 #2 ©MARVEL

前後で読みたい関連する邦訳アメコミ

ニューアベンジャーズエブリシングダイの表紙 アベンジャーズ・ラストホワイトイベントの表紙

『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』、『アベンジャーズ:ラスト・ホワイト・イベント』 ©MARVEL ©FURYU Corporation

『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』には、『Avengers』Vol.5の翌月にスタートした『New Avengers』Vol.3の1話から6話までが収録されています。

今作『アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド』と同じくライターはジョナサン・ヒックマンなので、今作とリンクしている箇所がいくつかあります。

今作を4話まで読んだ後で、ぜひ『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』の2話までを読んでいただきたいです。
発売月が同じなので、平行して読むのがオススメです!

この後のクロスオーバー作品『インフィニティ』を読むにあたっては必読なので、余裕があれば2冊揃えてから読んでみるのも有りかと。

また、今作の続きである『Avengers』Vol.5の7話以降は『アベンジャーズ:ラスト・ホワイト・イベント』に収録されています。

まぁ、いきなり何冊もそろえるのも大変なので、初心者の方は今作を読んでから続きを買うか検討するのでも全然大丈夫です!

『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』の詳しい感想や解説はこちらの記事で。

まとめ:『アベンジャーズ:アベンジャーズワールド』の感想・あらすじ・解説

GOOD
規模が大きく、先が読めないストーリー
個性を立たせるキャラクター描写

BAD
後半3話の画力が微妙

新たなキャンペーンの1巻目となる本作。
初心者の方にも、いつもと違うアメコミを読みたい方にもオススメです!

この先には超大作『シークレット・ウォーズ』が待っています…!

それでは今回はこのあたりで。
ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました