『インビンシブル・アイアンマン:リブート』 ©MARVEL ©Shogakukan-Shueisha Productions
こんちは!
サンドです。
今回は、アイアンマンのリランチ作品である『インビンシブル・アイアンマン:リブート』のレビュー記事です。
「ここから読んでいいの?」
「オススメのポイントは?」
などの疑問を、邦訳アメコミ150冊を読んだ僕が解決します!
僕のプロフィールはこちらの記事で。
皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を。
なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。
kindle版ならお買い得!どこでも読める!
収録タイトルやクリエイター
出版社:小学館集英社プロダクション
ライター:ブライアン・マイケル・ベンディス
アーティスト:デイビッド・マルケス
収録タイトル
- 『Invincible Iron Man』Vol.3 #1(2015年12月)
- 『Invincible Iron Man』Vol.3 #2(2015年12月)
- 『Invincible Iron Man』Vol.3 #3(2016年1月)
- 『Invincible Iron Man』Vol.3 #4(2016年2月)
- 『Invincible Iron Man』Vol.3 #5(2016年3月)
あらすじ
内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。
どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。
新しい出会いと新しい目的に導かれて、トニー・スタークは人生を再定義するであろう試練に挑む。
飲用元:小プロ作品ページ
マーベル・ユニバースを揺るがした“シークレット・ウォーズ”を経て、アイアンマンが得た驚くべき協力者とは……?
さらに、彼の前に旧敵マダム・マスクが現れる!
苦悶するホイットニー・フロストはいままでになく危険で、怨恨に満ちている。
衝撃に満ちた物語が、全身を包む驚異の装甲の限界を試そうとしていた。
とはいえ、注目すべきはトニーの新たな仲間だろう。天才にして億万長者、そして慈善家の遊び人がスーパースターへの階段をまた一歩上る!
どんな作品なのか
本作『インビンシブル・アイアンマン:リブート』は、オンゴーイングシリーズ『Invincible Iron Man』Vol.3の1~5話をまとめたものです。
新章に入って1話からのスタートなので、初心者の方にもオススメです!
直前の『シークレット・ウォーズ』を経て、マーベルユニバースは再構築されました。
そして2015年末に始まったのが、All-New, All-Different Marvel/オールニュー・オールディファレント・マーベルという新たなキャンペーンです。
本作はその皮切りの1作品で、他にも多くの作品が1話からのスタートとなりました。
マーベルは数年に1度今回のように、『Avengers』、『Captain America』、『Thor』など複数の作品を同時期に1話から展開するキャンペーンを行います。
これまでのストーリーは引き継ぐものの一斉に新章突入となり、初心者が入りやすい状態が作られます。
トニー・スタークが新たなアーマーを開発した一方で、マダム・マスク/ホイットニー・フロストが何やら不穏な動きを見せるところから物語が展開していきます。
スパイダーマンのメリー・ジェーン・ワトソンを始め、ゲストキャラが多数登場します!
ライターはニューアベンジャーズ期を統括したブライアン・マイケル・ベンディス。
『Invincible Iron Man』Vol.3 #1 ©MARVEL
※画像は原書で、本作は日本語です
本作前に読むべき邦訳アメコミ
新章突入なので、事前に把握しておくストーリーは特にありません。
ちなみに解説書には、MJのクラブが過去に破壊されたことが「本書で明らかになった」と記載されています。
しかしこれは誤りで、MJ’Sは『スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド』でゴブリン・キングの部下に襲撃されています。
解説が間違っちゃあかんよ…。
作品の評価・感想
普通。
トニーの個性がイマイチ立ってないですね。
どんな意思を持ってヒーロー活動をしているのかとかを描いて欲しかった。
個人的には、クロスオーバー作品ではできない主人公の掘り下げをするのが、単独誌の役目でもあると思っています。
トニーの弱さを見せたのは良かったですね!
マダム・マスクの目的がまだわからず、あのヴィランも何を企んでいるのか…。
新たなヒロインのアマラ・ペレラは、あまりストーリーに絡んできていないので、今後どんな役割を果たすのか注目ですね。
いろんな作品からキャラクターが出てくれるのは嬉しかったです!
ここでリストアップすると面白味がなくなるので、ぜひ皆さんの目で確かめてみてください。
全体的につまらないわけでもないんです。
本作だけでは完結しないので、続きが気になるところですね。
デイビッド・マルケスのアートは線の強弱がしっかりあって画力が高いです!
遠近の距離感を大事にしているし、表情の描き分けも見事。
またお気に入りのアーティストを見つけてしまった…!!
『Invincible Iron Man』Vol.3 #4 ©MARVEL
※画像は原書で、本作は日本語です
kindle版ならお買い得!どこでも読める!
本作後に読むべき邦訳アメコミ
本作の続きである『Invincible Iron Man』Vol.3の6~11話は、『インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン』に収録されています。
タイトルの通り、ウォーマシン/ジェームズ・ローズが活躍する作品です。
本作で登場した謎の組織を調査していくと…。
Vol.3は14話で完結するのですが、最後まで邦訳されなかったのが非常に残念ですね…。
ヴィレッジブックスから出ている『シビル・ウォーⅡ』のタイインだから訳さなかったのかもしれません。
まとめ:『インビンシブル・アイアンマン:リブート』の総評
GOOD
・クオリティの高いアート
・複数の作品からキャラクターが登場
BAD
・主人公の掘り下げ不足
初心者の方でも入りやすい作品となっています。
アイアンマン好きの方はぜひチェックしてみてください!
他にも邦訳アメコミの感想を書いているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。
それでは、今回はこのあたりで。
ありがとうございました!
kindle版ならお買い得!どこでも読める!
コメント