ベネディクト・カンバーバッチ主演映画『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)の予告では、ドクター・ストレンジが椅子の並ぶ部屋に連れていかれるシーンがありました。
これは原作のイルミナティという組織が登場するのではとファンの間では噂になっています。
原作では、そのイルミナティの一員がブラックボルト。
既にMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマでは実写化を果たしている人物です。
「ブラックボルトは原作だとどんなキャラなの?」
「ドラマだとどんな設定だったっけ?」
などの疑問がこの記事で解決されます。
ファン歴9年、原作コミック150冊持つ僕が、実際に作品を見てまとめています!
僕のプロフィールはこちらの記事で
“実写ドラマでの~”の項目では、『インヒューマンズ』(2017年)のストーリーについて記載しているので、ネタバレにはご注意ください。
原作コミックでのブラックボルト
ブラックボルト
『Black Bolt』#1 variant ©MARVEL
本名 | ブラッカーガー・ボルタゴン |
種族 | インヒューマン |
主な所属 | イルミナティ |
初登場回 | 『Fantastic Four』#45(1965年) |
これまでの経歴
生い立ちと両親の死
ブラッカーガー・ボルタゴンは、アティランの遺伝学者アゴンと、その妻リンダのもとに生まれた。
生まれて間もない頃、研究所で彼が泣き出すと街の中心部まで破壊の衝撃が及んだ。
それ以降、彼は音波を遮る部屋で育てられた。
ブラッカーガーは19歳の誕生日に、王となったアゴンから決して喋らないと信用できる年齢になったとみなされ、外で生活することが許された。
彼は数年ぶりにメデューサと、いとこのゴーゴン、カルナクに会った。
メデューサの妹クリスタルとは、この時に初めて会った。
ある夜、弟のマクシマスとロナンの使者との会話を目撃した。
マクシマスがブラッカーガーを殺して王位を奪い、ロナンがクリーを征服した際には同盟を結ぶという内容だった。
ブラッカーガーは飛び出すもマクシマスに抑えられ、クリーの船は離陸した。
その船を逃がすまいと、ブラッカーガーは初めて自ら声を解き放った。
その結果、マクシマスは精神能力を暴走させ、精神衝撃波を一帯に放ってしまった。
それを受けたクリーの操縦士は錯乱し、船は墜落した。
この船の墜落によってブラッカーガーとマクシマスは両親を失った。
王位継承とヒーローとしての活動
その後、ブラッカーガーはアゴンの後を継いでアティランの王となった。
彼はメデューサを后として迎え入れた。
人類と距離を保つため、アティランの場所はヒマラヤや月の裏側にある青の園など、時によって移り変えている。
クリーとスクラルの戦争後、各ヒーローの所属するコミュニテイからの代表者で団を結成すべきとの案が、アイアンマン/トニー・スタークから出された。
ブラッカーガーの他に、招集されたドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジ、サブマリナー/ネイモア・マッケンジー、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアが賛成してイルミナティが結成された。
能力や武器
頭部のアンテナで周囲の電気エネルギーを吸収し、筋力や俊敏性を向上させることができる。
エネルギーを右拳に集中させて相手を殴るマスターブロウは必殺技の一つ。
口から放たれるソニックスクリームは、ささやき程度でも目の前の物体を破壊する。
本気で叫べば、周囲の建造物をも容易に破壊することができる。
翼を広げることで、飛行ができる。
参考文献
『Thor』#148、149
『Avengers』#95
『New Avengers:Illuminati』など
実写ドラマでのブラックボルト
注意
記事の性質上、作品のネタバレ全開です
ご注意ください
ブラックボルト
引用元 ©MARVEL
画像中央
本名 | 不明 |
種族 | インヒューマン |
主な所属 | なし |
主な登場作品 | 『インヒューマンズ』(2017年) |
俳優 | アンソン・マウント |
これまでの経歴
ブラックボルトは、インヒューマンが住む月面都市アティランの王家のもとに生まれた。
彼は子供の頃、王にはならずに自分らしく生きたいと考えていた。
テリジェネシスの儀式にて、テリジェンクリスタルから出た霧を浴びたことで、声で物体を破壊する能力が目覚めた。
その後王位を狙う弟のマクシマスに、ブラックボルトの脳手術を親が求めたと偽装した文書を見せたられたことがきっかけで、両親を声で殺してしまった。
自分と同じく両親を亡くしていたメデューサと親しくなり、後に結婚した。
現在はアティランの王として責務を果たしている。
いとこのトライトン、カルナク、ゴーゴン、妻のメデューサとその妹クリスタルらロイヤル・ファミリーによって支えられている。
声を出すことができないため、手話で意思を伝える。
能力や武器
声を発することで目の前の物体を破壊する。
ささやき程度でも、建造物を破壊する威力がある。
大声を出せば、人間をも粉々にしてしまう。
ブラックボルトの登場作品
実写作品
ブラックボルトの活躍する作品は、『インヒューマンズ』です。
この作品はDisney+/ディズニープラスで見放題で楽しめます。
ディズニープラスは月額制のサブスクリプション動画配信サービスです。
VOD/ビデオ・オン・デマンドともいいます。
大きな魅力はこの2点。
- ここだけのMCUオリジナルドラマを楽しめる
- マーベル映画50作品以上が見放題
ファンの方々にはぜひともチェックしていただきたい!
詳しい情報や魅力はこちらの記事で解説しています。
原作コミック
ブラックボルトの登場する原作コミック(邦訳)は下記になります。
- 『インヒューマンズ』
- 『ロード・トゥ・シビル・ウォー』
- 『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』
リンク先の記事に感想や詳細を書いているので、よければ寄ってみてください。
「原作って実際どうなの?」
と、興味はあるけど踏み出せずにいる方々。
こちらの記事で原作の魅力を語っているので、ぜひ読んでください!
原作を読んで、さらにキャラクターへの知識を深めまちゃいましょう。
本記事の他にも、キャラクター図鑑のページでは様々なヒーローやヴィランを紹介しています。
ストーリー形式の読み応えある記事ばかりなので、チェックしてみてください!
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