映画『キャプテン・マーベル』(2019年)にて実写化したキャロル・ダンヴァースは、原作では1968年に登場した古参キャラです。
「キャプテン・マーベルは原作だと、どんなキャラなの?」
「映画だとどんな設定だったっけ?」
などの疑問がこの記事で解決されます。
ファン歴9年、原作コミック150冊持つ僕が、実際に作品を見てまとめています!
僕のプロフィールはこちらの記事で
“実写映画での~”の項目では、『キャプテン・マーベル』のストーリーについて記載しているので、ネタバレにはご注意ください。
原作コミックでのキャプテン・マーベル
キャプテン・マーベル
『Captain Marvel』Vol.8 #1 ©MARVEL
本名 | キャロル・スーザン・ジェーン・ダンヴァース |
種族 | 地球人とクリーのハーフ |
主な所属 | アベンジャーズ |
初登場回 | 『Captain Marvel』Vol.7 #1(2012年) |
これまでの経歴
ヒーローになるまでの経緯
キャロル・ダンヴァースは、父ジョーと母マリーのもとに生まれた(2018年の作品で、マリーはクリーという設定が後付けされた)。
彼女は両親と2人の弟と暮らしていた。
キャロルは高校を首席で卒業し、18歳で空軍に入隊した。
その後、NASAの要請でケープカナベラルの警備主任に着任した。
そこでは、クリーのロボットであるセントリー459の調査がされていたが、ヨン・ロッグの遠隔操作により、突如動き出した。
そこへマー・ベルが現れ、キャロルを守りながらセントリー459を倒してくれた。
彼女は次第に、マー・ベルに好意を寄せるようになっていった。
ある日、キャロルはヨン・ロッグにさらわれ、クリーの装置サイキマグニトロンのある地下の基地に連れていかれた。
駆けつけたキャプテン・マーベル/マー・ベルとヨン・ロッグとの戦闘により、サイキマグニトロンは故障した。
爆発に巻き込まれる間一髪のところで、キャロルはキャプテン・マーベルに救出された。
この際にサイキマグニトロンのエネルギーを浴び、遺伝子構造が変化していた(8年後の作品にて追加された設定)。
半年後のある朝、キャロルは急に気を失い、コスチューム姿に変身して別の人格が生まれた。
コスチューム姿の人格は、犯罪に立ち向かう活動を始めた。
スコーピオン/マック・ガーガンとの対決後、彼女は自らをミズ・マーベルと名乗った。
やがてキャロルは、自身がミズ・マーベルであることを認識した。
アベンジャーズへの加入と改名
その後、キャロルはコスチュームを、ジャネット・ヴァン・ダインと共にデザインしたものに改めた。
同時期に、彼女はアベンジャーズとドクター・スペクトラム/ビリー・ロバーツとの戦いに加勢した。
そしてスカーレットウィッチ/ワンダ・マキシモフがアベンジャーズを脱退するタイミングで、キャロルは正式にチームに加入した。
それからしばらく後、キャロルはアベンジャーズと共に、暴走するフェニックスフォースを止めようとしていた。
その際にキャプテン・マーベルは命を犠牲にして、惑星ハラを救った。
キャロルは新たなコスチュームを纏い、キャプテン・マーベルの称号を受け継ぐ決意をした。
能力や武器
サイキマグニトロンの爆発により、クリーの遺伝子構造に変化している(後付けにより、そもそもクリーの遺伝子を持っていたことになるが)。
空を飛ぶことができ、宇宙空間での活動も可能。
両腕からエネルギーを放出し、その威力は宇宙船を破壊するほど。
拳にエネルギーをこめてパンチの威力を上げることもできる。
エネルギーを吸収して放出することも可能。
コスチュームは瞬時に身に纏うことができる。
頭部のヘルメットも自動で着脱が可能。
参考文献
『Marvel Super-Heroes』#13
『Captain Marvel』#1、18
『Ms. Marvel』#2、19、20
『Avengers』#Annual 8、#183
『Secret Avengers』#28
実写映画でのキャプテン・マーベル
注意
記事の性質上、作品のネタバレ全開です
ご注意ください
キャプテン・マーベル
引用元:Fandom ©MARVEL
本名 | キャロル・ダンヴァース |
種族 | 人間 |
主な所属 | なし |
主な登場作品 | 『キャプテン・マーベル』(2019年) |
俳優 | ブリー・ラーソン |
これまでの経歴
パワーを得た経緯
1989年、キャロル・ダンヴァースは空軍に所属していた。
同じく空軍のマリア・ランボーとは親友で、マリアの娘モニカとも親交があった。
クリーのマー・ベルは、スクラルとの戦争が不当と悟り、ウェンディ・ローソンと名乗って地球に潜入していた。
マー・ベルは戦争終結のため、コア(テッセラクト)を用いてライトスピード・エンジンの研究をしていた。
ある朝、キャロルはローソン博士とライトスピード・エンジンを積んだ戦闘機に乗ってラボを目指そうとした。
しかし、ヨン・ロッグらの乗るクリーの戦闘機の襲撃を受け、被弾して墜落した。
マー・ベルはエンジンを破壊しようとしたところでヨン・ロッグに撃たれた。
キャロルがエンジンを撃つと爆発を起こし、エネルギーが彼女の体に流れ込んだ。
彼女は意識を失い、ヨン・ロッグらに惑星ハラに連れて行かれた。
記憶を失った彼女は、クリーのヴァースとして生きることになった。
己を取り戻すまで
6年後、ヴァースはスプリーム・インテリジェンスの命でパワーを制御するために、首元にチップを埋められていた。
彼女はヨン・ロッグ率いるスターフォースの一員として、惑星トルファへ諜報員の救出任務へ向かう。
しかし、スクラルの罠にハメられ、彼女はスクラルの将軍タロスに気絶させられる。
敵の船に拘束されて記憶を探られるが、なんとか自力で脱出し、小型船で惑星C-53(地球)へ不時着した。
そこで接触してきた、S.H.I.E.L.D./シールドのニック・フューリーと行動を共にする。
ローソン博士を最後に見たとされるマリアのもとを訪れる。
そこにタロスが現れ墜落事故の録音を聴き、事故の真実や、自身がクリーではなく地球人のキャロル・ダンヴァースであることが明らかになった。
キャロルはタロスに協力し、ラボにあるコアの回収に向かうことにする。
彼女はクリーのスーツのカラー変更をモニカに手伝ってもらい、空軍のシンボルを模したものになる。
キャロルらは、ジェット機でラボに向かうも、そこにヨン・ロッグらが現れる。
彼女はスプリーム・インテリジェンスの空間に拘束されるも、首元のチップを破壊して本来のパワーを取り戻す。
そしてヨン・ロッグを倒し、ハラへと送り返す。
闘いの後、マー・ベルの遺志を継いでスクラルの新しい故郷を探すため、彼女は宇宙へと旅立つ。
23年後の現在、キャロルは宇宙の星々でヒーローとして活動している。
能力や武器
スペース・ストーンが秘められたテッセラクトのエネルギーにより、強力なパワーをほこる。
両腕で戦闘機を持ち上げるほどの
両腕から放つフォトンブラストは、戦闘機を破壊するほどの威力がある。
エネルギーを衝撃波として周囲に放つこともできる。
エネルギーを纏って宇宙空間を飛び回ることができ、宇宙船を押し飛ばすほどの推進力をほこる。
体当たりは宇宙船を破壊するほど。
キャプテン・マーベルの登場作品
実写作品
キャプテン・マーベルの活躍する作品は、下記になります。
- 『キャプテン・マーベル』(2019年)
- 『アベンジャーズ エンドゲーム』(2019年)
- 『マーベルズ』(2023年)
これらの作品はDisney+/ディズニープラスで見放題で楽しめます。
ディズニープラスは月額制のサブスクリプション動画配信サービスです。
VOD/ビデオ・オン・デマンドともいいます。
大きな魅力はこの2点。
- ここだけのMCUオリジナルドラマを楽しめる
- マーベル映画50作品以上が見放題
ファンの方々にはぜひともチェックしていただきたい!
詳しい情報や魅力はこちらの記事で解説しています。
原作コミック
キャプテン・マーベルの登場する原作コミック(邦訳)は主に記になります。
- 『キャプテン・マーベル』
- 『シビル・ウォーⅡ』
- 『マーベル:レガシー』
- 『アベンジャーズ/ファンタスティック・フォー:エンパイヤ』
リンク先の記事に感想や詳細を書いているので、よければ寄ってみてください。
「原作って実際どうなの?」
と、興味はあるけど踏み出せずにいる方々。
こちらの記事で原作の魅力を語っているので、ぜひ読んでください!
原作を読んで、さらにキャラクターへの知識を深めまちゃいましょう。
本記事の他にも、キャラクター図鑑のページでは様々なヒーローやヴィランを紹介しています。
ストーリー形式の読み応えある記事ばかりなので、チェックしてみてください!
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