概ね満足な完結編
前作より緊張感がアップ
『パニッシャー:ウェルカムバック、フランク Part 2』 ©MARVEL ©Hachette Collections Japan
こんちは!
サンドです。
今回は、『パニッシャー:ウェルカムバック、フランク Part 2』のレビュー記事です。
「ここから読んでいいの?」
「オススメのポイントは?」
などの疑問を、邦訳アメコミ150冊を読んだ僕が解決します!

僕のプロフィールはこちらの記事で
皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を。
なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。
収録タイトルやクリエイター
出版社 | アシェット |
ライター | ガース・エニス |
アーティスト | スティーブ・ディロン |
収録タイトル |
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あらすじ
内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。
どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式からの引用なので、結末に関するネタバレはありません。
組織犯罪に対するパニッシャーの戦いは続く!
引用元:本作裏表紙
マー・グヌッチの手下にアジトを発見され、重傷を負ったフランクは、憎き敵に反撃するために全力を尽くす。
ようやく回復したフランクは、さらにかつてない試練に直面する。
マー・グヌッチの最新の雇人、巨大で冷徹な殺人鬼、その名は“ロシアン”との対峙である!
どんな作品なのか
本作『パニッシャー:ウェルカムバック、フランク Part 2』は、オンゴーイングシリーズ『Punisher』Vol.5の7~12話を収録したものです。
タイトルにPart 2とあるように、前作『パニッシャー:ウェルカムバック、フランク Part 1』からの続編となります。
前作のラストで重傷を負ったパニッシャー。
彼が意識を取り戻すところから本作はスタートします。
『Punisher』Vol.5 #7 ©MARVEL
※画像は原書で、本作は日本語です
前作で登場した自警団のエリート、ミスター・ペイバック、ホーリーの動きも活発に。
ライターとアーティストは、どちらも前作からガース・エニスとスティーブ・ディロンが続投。
本作はアシェットの『マーベル グラフィックノベル・コレクション』51号に当たります。
シリーズの詳細はこちらの記事で。
本作前に読むべき邦訳アメコミ
本作の上巻にあたる作品が、『パニッシャー:ウェルカムバック、フランク Part 1』です。
『Punisher』Vol.5の1~6話が収録されています。
パニッシャーが犯罪者をバッサバッサ倒していく様は爽快なので、ぜひ読んでみてください!
初心者の方でも楽しめる作品です。
詳しい内容や感想はこちらの記事で。
作品の評価・感想
面白かった!
パニッシャーが瀕死の状態からのスタートなので、緊張感を持って物語を読み進められます。
目的も、前作から引き続きマー・グヌッチの殺害とシンプル。
パニッシャーが回復したところで、最大の障壁ロシアンをぶつけるという運びがよかったです。
事前にロシアンの恐ろしさを描写したことで、パニッシャーとの対決をさらに盛り上げています!
エリートら3人の自警団に対してパニッシャーがとった行動には、もう少し納得感が欲しかったところ。
説明はされていましたが、3人全員に当てはまるものでもなく、やや弱かったですね。
なお、本作でもユーモアのセンスは抜群です笑。
『Punisher』Vol.5 #8 ©MARVEL
※画像は原書で、本作は日本語です
本作後に読むべき邦訳アメコミ
『Punisher』Vol.5は12話で完結なので、続けて読む作品は特にないです。
ちなみに、『Punisher』Vol.7の1~6話を収録した『パニッシャーMAX:ビギニング』がヴィレッジブックスから出版されていました。
ただ、こちらは正史世界(アース616)の話ではないようです。
僕も読んではいないので、詳細はわかりませんが。
ライターは本作と同じくガース・エニスで、アーティストはルイス・ラローサ。
本作の作風が気に入った方は、チェックしてみてもいいかもしれません。
まとめ:『パニッシャー:ウェルカムバック、フランク Part 2』の総評
GOOD
緊張感ある展開
BAD
やや納得感の薄いパート
RECOMMEND
前作を読んだ人
他にも邦訳アメコミの感想を書いているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。
邦訳アメコミの全体感を知りたい方にはこちらの記事もオススメです。
それでは、今回はこのあたりで。
読んでいただき、ありがとうございました!
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