ベネディクト・カンバーバッチ主演『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』の日本公開が2022年の5月に決定しましたね。
ポスターと予告編も公開されました。
予告編ではスカーレット・ウィッチの姿も確認できましたね。
『ワンダヴィジョン』(2021年1月)ではワンダ・マキシモフという人物の新たな側面が描かれていましたが、本作ではどのような活躍を見せてくれるのでしょうか。
「スカーレット・ウィッチは原作だとどんなキャラなの?」
「映画だとどんな設定だったっけ?」
などの疑問がこの記事で解決されます。
“実写映画での~”の項目では、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年5月)~『ワンダヴィジョン』までのストーリーについて記載しているので、ネタバレにはご注意ください。
原作コミックでのスカーレット・ウィッチ
スカーレット・ウィッチ
『Avengers vs. X-Men』#0 ©MARVEL
本名 | ワンダ・マキシモフ |
種族 | ミュータント |
主な所属 | アベンジャーズ |
初登場回 | 『X-MEN』#4(1964年) |
登場する邦訳アメコミ:『アベンジャーズ:ディスアセンブルド』、『X-MEN/アベンジャーズ:ハウス・オブ・M』『AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1』
これまでの経歴
ワンダ・マキシモフは双子の弟のピエトロと共に(初期はワンダが妹という設定だった)、東欧のワンダゴア山で母マグダのもとに生まれた。
生まれたばかりのワンダは、古の邪神クソンに接触されカオス・マジックの力を与えられた。
マグダは2人を出産した後に、元夫のエリック・レーンシャーの追跡を恐れて姿を消した。
こうして孤児となったワンダとピエトロは、マキシモフ夫妻のもとで育てられた。
ワンダとピエトロは10代になってミュータント能力を開花させたが、その力を恐れた暴徒に襲われていたところをマグニートーに助けられた。
そしてマグニートーの率いるブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツにスカーレット・ウィッチ、クイックシルバーとして参加した。
この時は互いに親子の関係であることは知らなかった。
マグニートーの言われるがままにX-MENと対決したが、ワンダがX-MENを捕らえる罠を阻止したことでブラザーフッドは敗北した。
ワンダとピエトロはマグニートーのやり方に賛同できず、ブラザーフッドを抜けた。
そしてトニー・スタークにアベンジャーズへの参加意思を示してメンバーに迎えられた。
後にアガサ・ハークネスと出会い、魔術を教わる。
ワンダは後にヴィジョンと結婚した。
彼女のヘックス・パワーと魔法によってヴィジョンとの子供を身ごもり、トミーとビリーを授かった。
しかし、彼らの存在は魔力による想像の産物であり、メフィストによって吸収されてしまった。
能力や武器
ミュータント能力であるヘックス・パワーは、周囲の空間に様々な現象を引き起こす。
両手を作用させる対象に向けることで、対象物を破壊することができる。
自分に撃たれた銃弾の軌道を逸らすことも可能。
手からヘックスボルトというエネルギーを放って攻撃することも可能。
現実を意のままに作り変えるカオス・マジックを扱うこともできる。
世界全体を作り変えることもでき、理想の世界で死者すら蘇らせることが可能。
かつては、ほとんどのミュータントから能力を取り除いたこともある。
実写映画でのスカーレット・ウィッチ
注意
記事の性質上、作品のネタバレ全開です
ご注意ください
スカーレット・ウィッチ
引用元 ©MARVEL
本名 | ワンダ・マキシモフ |
種族 | 人間 |
主な所属 | なし |
主な登場作品 | 『ワンダヴィジョン』(2021年1月) |
俳優 | エリザベス・オルセン |
これまでの経歴
ワンダ・マキシモフは、イリーナとオレグのもとに生まれ、双子の弟であるピエトロと共にソコヴィアで育った。
10歳の時、家族との食事中に砲弾が家に直撃して両親を失い、目と鼻の先に放たれた不発弾に2日間怯えて動けずにいた。
その砲弾がスターク・インダストリーズの物だったため、アイアンマン/トニー・スタークらを人殺しと考えている。
この事故でワンダが体に傷一つつかなかったのは、彼女が魔女であり無意識に魔法を使ったためと思われる。
ワンダとピエトロは過激化し、世界を変えたいという思いでヒドラへ参加した。
そしてピエトロと共に、バロン・ストラッカー主導の人体実験に志願した。
ロキの杖に入ったマインド・ストーンの光を浴びて、ワンダの魔女としてのパワーが増大した。
彼女はテレキネシスと人の心を操る力テレパシーを手に入れた。
アベンジャーズを倒すためにウルトロンに協力するが、クレードルに意識を移しているウルトロンの思考を覗き、人類を滅亡させる思惑を知る。
ワンダとピエトロはウルトロンの計画を阻止するために、アベンジャーズに協力することに。
ワンダはウルトロンへの協力を後悔するが、ホークアイ/クリント・バートンに鼓舞されたことでアベンジャーとしての道を踏み出す。
彼女はこの戦いでピエトロを失う。
その後、ワンダはヴィジョンと共にスコットランドで暮らしていたが、コーヴァス・グレイブとプロキシマ・ミッドナイトの襲撃を受ける。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースらに助けられたのち、マインド・ストーンをねらうサノスらからヴィジョンを守るためワカンダでの戦いに参加する。
しかし、サノスにマインド・ストーンを抜き取られてしまい、ワンダはヴィジョンをも失ってしまう。
ウエストビューに向かい、悲しみに暮れたワンダはカオス・マジックを発動する。
町全体を作り替え、ヴィジョンを生み出す。
そのワンダの魔法の力を欲するアガサ・ハークネスとの戦いで、ワンダはスカーレット・ウィッチとして覚醒する。
カオス・マジックによって作り出した世界では、ワンダはヴィジョンと結婚していて、トミーとビリー2人の子供を授かっていた。
能力や武器
魔法によってさまざまなことができる。
手から魔力のエネルギーを放って攻撃する。
エネルギーを壁のように張って攻撃を防ぐこともできる。
地面にエネルギーを打ち付けることで、宙にうくことも可能。
物体や人間に魔力を帯せることで浮かせたり、変形させたりすることができる。
相手の脳に作用させて悪夢を見せることができる。
相手の思考を読むことも可能。
同時に大勢の人間の意思を操って行動させることも可能。
カオス・マジックによって現実を書き換えることができる。
六角形の結界を生じさせ、その内側の物体の性質などを変える。
無から物体を作り出すこともできる。
大勢の人間に異なる人格を与えて生活させることができるが、ワンダから遠く離れた人間には単純行動しかさせられない。
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