『プラネット・ハルク:天の巻』の感想・あらすじ・解説

まとめ
いつもとは異なる世界観を楽しめる
初心者にもオススメ

プラネットハルク

『プラネット・ハルク:天の巻』 ©MARVEL ©FURYU Corporation

こんちは!
サンドです。

今回は、映画の原案にもなった『プラネット・ハルク:天の巻』のレビュー記事です。

「ここから読んでいいの?」
「オススメのポイントは?」

などの疑問を、邦訳アメコミ150冊を読んだ僕が解決します!

サンド
サンド

僕のプロフィールはこちらの記事

皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を。

なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

収録タイトルやクリエイター

出版社 ヴィレッジブックス、アシェット
ライター グレッグ・パク
アーティスト カルロ・パグラヤン、アーロン・ロプレスティ
収録タイトル
  • 『Incredible Hulk』Vol.2 #92(2006年4月)
  • 『Incredible Hulk』Vol.2 #93(2006年5月)
  • 『Incredible Hulk』Vol.2 #94(2006年6月)
  • 『Incredible Hulk』Vol.2 #95(2006年7月)
  • 『Giant-Size Hulk』#1(2006年8月)
  • 『Incredible Hulk』Vol.2 #96(2006年9月)
  • 『Incredible Hulk』Vol.2 #97(2006年10月)

あらすじ

内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。

どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。

変身後もブルース・バナーの知性を手に入れたハルク。
その無双の怪力は人類に恩恵をもたらすはずだった。
しかし、ガンマ爆弾の爆発、改めてハルクという存在の危険が引き金となったハルクの暴走で、改めてその危険性を痛感した秘密結社イルミナティは、人類全体の利益のためにハルクの地球外追放を決定する。

国際テロ組織ハイドラの宇宙兵器の始末を任されたハルクは宇宙に出たが、それはイルミナティの罠だった。
彼らはハルクの乗ったシャトルを急発進させ、知的生物のいない平和な星へとその進路を取った。

こうしてハルクの脅威は永遠に去った……はずだった。
航法装置に異常が発生するまでは……。

故郷を追放され、弱肉強食の惑星サカーに流れ着いたハルクの闘争と抵抗の日々が今、明らかになる!

引用:本書カバー見開き部分

どんな作品なのか

本作『プラネット・ハルク:天の巻』は、オンゴーイングシリーズ『Incredible Hulk』Vol.2の92~97話をまとめたものです。
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)の原案の1つでもあります。

すごい途中からのように見えますが、92話からプラネット・ハルク編が始まるので、新章の開幕から読むことができます。
初心者の方にもオススメです!

イルミナティによって地球を追放されたハルクが、惑星サカーにたどり着いたところから物語は始まります。

ヒーローがヴィランを倒すといった、ヒーローもの感は全然ない物語です笑。

映画でも活躍したコーグやミークが登場しますが、映画とは全然キャラが違います。

インクレディブルハルクの92話
※画像は原書で、本作は日本語です

『Incredible Hulk』Vol.2 #92 ©MARVEL

※ヴィレッジブックス版は現在絶版で手に入りにくい状態です。

しかし、買いそびれてしまった方々に朗報です!
アシェットの『マーベル グラフィックノベル・コレクション』46号(2023年10月18日発売)にて、『インクレディブル・ハルク:プラネット・ハルク Part1』というタイトルで再邦訳されます。

この機会をお見逃しなく。

本作前に読むべき邦訳アメコミ

とくにないです笑。

ハルクが追放となった経緯もコミックで読みたいのですが、残念ながら邦訳されていません…。

『ロード・トゥ・シビル・ウォー』で若干触れられていましたが、それもダイジェストでしたし…。

作品の評価・感想

けっこう面白かった!

見知らぬ星に来て、刻一刻とハルクの置かれる状況が変わっていき、テンポよく物語が進んでいきます。

コーグやミークをはじめとする主要キャラの掘り下げもあって、いるだけのキャラになっていないのが良かったです。
それぞれの異なる考えによる衝突もあり、ドラマ面も非常に見ごたえありました。

また、惑星サカーの世界観の作りこみも見事でしたね。
巻末には数ページにわたる設定資料もあるほどです!

アーティストのカルロ・パグラヤンは、この世界観を見事に構築してくれました。
建物や生物、人々の暮らしなども丁寧に描かれていました。

人も物も細かい線で描き込まれているので、絵の密度が高いですね。
アクションの構図もダイナミックで、迫力満点です!

アーロン・ロプレスティは3話分参加していますが、パグラヤンと同じくらい画力は高いです。

冒頭でも述べましたけど、ヒーローもの感は全然ないんですよね笑。
いやぁ、一括りにマーベルといっても、ホントに様々な色を持った作品があるな。
と改めて思った次第です。

インクレディブルハルクの93話
※画像は原書で、本作は日本語です

『Incredible Hulk』Vol.2 #93 ©MARVEL

本作後に読むべき邦訳アメコミ

本作の続きである『Incredible Hulk』Vol.2の98話~105話は『プラネット・ハルク:地の巻』に収録されています。

アシェット版では、『インクレディブル・ハルク:プラネット・ハルク Part2』という名で2024年6月12日に発売予定です。
だいぶ先ですね…。

ライターとアーティストは本作から続投です。
非常に完成度の高い作品なので、ぜひ続きも読んでください!

そして物語は『ワールド・ウォー・ハルク』へと続きます。

まとめ

GOOD
・テンポよく進み、ドラマの完成度も高い脚本
・作りこまれた世界観

BAD
・直前の物語は解説書必読

完成度高い作品なので、初心者の方もぜひ読んでみてください!

他にも邦訳アメコミの感想を書いているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。
邦訳アメコミの全体感を知りたい方にはこちらの記事もオススメです。

それでは、今回はこのあたりで。
ありがとうございました!

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