『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』 ©MARVEL ©Shogakukan-Shueisha Productions
こんちは!
サンドです。
以前書いた記事で、アメコミ初心者の方にオススメの入門3冊を挙げ、その1つに今作がありました。
今回は、もっと詳しい内容や感想を紹介していきます。
「どの時期の作品なの?」
「オススメのポイントは?」
などの、今作に関する悩みを解決できる記事となっております。
皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を!
収録タイトルやライター・アーティスト情報
出版社:小学館集英社プロダクション
ライター:エド・ブルベイカー
アーティスト:スティーブ・エプティング(メイン)、ジョン・ポール・レオン
収録タイトル
- 『Captain America』Vol.5#1(2005年1月)
- 『Captain America』Vol.5#2(2005年2月)
- 『Captain America』Vol.5#3(2005年3月)
- 『Captain America』Vol.5#4(2005年4月)
- 『Captain America』Vol.5#5(2005年5月)
- 『Captain America』Vol.5#6(2005年6月)
- 『Captain America』Vol.5#7(2005年7月)
- 『Captain America』Vol.5#8(2005年8月)
- 『Captain America』Vol.5#9(2005年9月)
- 『Captain America』Vol.5#11(2005年11月)
- 『Captain America』Vol.5#12(2005年12月)
- 『Captain America』Vol.5#13(2006年1月)
- 『Captain America』Vol.5#14(2006年4月)
あらすじ
内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。
どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。
真夜中の通報で呼び出されたキャプテン・アメリカが見たもの……それは仇敵レッド・スカルの遺体だった。
だが、その死はキャプテン・アメリカの任務の終焉を意味しなかった。レッド・スカル殺害の犯人アレクサンドル・ルーキン将軍が、現実をも改変するパワーを秘めた未完成のコズミックキューブを盗み出していたからだ。
ルーキンは冷戦時代の伝説の秘密工作員ウィンター・ソルジャーを従え、恐怖と破壊による支配を企んでいた。事件を追うキャプテン・アメリカは、やがて残酷な現実と直面する。
冷酷な暗殺者ウィンター・ソルジャーの正体は、第二次世界大戦中に死亡したと思われていたかつての相棒バッキー・バーンズだったのだ……!長い歴史を持つキャプテン・アメリカの数々の物語の中でも特に傑作と謳われた『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』がついに初邦訳!
引用元:小プロ作品ページ
作品概要や出版背景の解説
タイトルからもわかると思いますが、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』(2014年)の原案となった作品です。
原案というだけで、映画とは全くストーリーが異なるので、映画を観た方でも新鮮な気持ちで楽しめます。
『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』の記事でも紹介しましたが、『Captain America』Vol.5(Volとはドラマでいうシーズン)は、『New Avengers』、『Iron Man』Vol.4(『アイアンマン:エクストリミス』収録)と共に2005年にスタートしたタイトルです。
マーベルはディスアセンブルドというキャンペーンでこれまでのストーリーに区切りをつけ、新たな流れを展開することにしました。
これまでの設定やストーリーは引き継いでいるものの、ここから読み始めて全く問題ないです。
物語の本筋も1冊で完結するので、まさに入門にもってこいの1冊です。
登場キャラクターはキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースやウィンター・ソルジャーをはじめ、ファルコン/サム・ウィルソン、ブラックウィドウ/ナターシャ・ロマノフ、レッドスカル/ヨハン・シュミットなど。
出版社が違うので、ヴィレッジブックスのアメコミガイドには載っていないですが、後述する作品群を読む前には必読の1冊です。
今回から担当を任されたライターのエド・ブルベイカーは、アイズナー賞の受賞歴もある実力派です。
彼は今後もキャプテン・アメリカのストーリーを引っ張っていきます。
アシェットの『マーベル グラフィックノベル・コレクション』からも同タイトルが出るようですが、解説書がないので小プロから出ている方をお勧めします。
作品の評価・感想
面白かった!
エド・ブルベイカーの骨太な脚本と、ステーブ・エプティングの高い画力が13冊も続くので、かなりお腹いっぱいになります笑。
過去のキャラクターをうまく絡めながら、丁寧にストーリーを進めていくのが見事でした。
これがアイズナー作家の実力か…!
強いて不満点を挙げるとすれば、リーフの10巻が収録されていないところぐらいですね。
まあ、ハウス・オブ・Mのタイインなので、今作と関係はないのですが…
前後で読みたい関連する邦訳アメコミ
『シビル・ウォー』、『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』 ©MARVEL ©FURYU Corporation
『Captain America』Vol.5は、25巻からデス・オブ・キャプテン・アメリカというストーリーが展開されます。
表題の通りキャップの死を描く物語で、上巻の『デス・オブ・キャプテン・アメリカ:デス・オブ・ドリーム』、下巻の『デス・オブ・キャプテン・アメリカ:バーデン・オブ・ドリーム』どちらも邦訳されています。
ただ、これらはシビル・ウォーを受けてのストーリーなので、『シビル・ウォー』と『Captain America』Vol.5の22~24巻が収録されている『キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー』を先に読むことをお勧めします。
ライターとアーティストは引き続きエド・ブルベイカーとステーブ・エプティングが担当するので、本作を読んで気に入った方は、ぜひ続編にも読んでみてください!
まとめ:『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』の感想・あらすじ・解説
GOOD
エド・ブルベイカーの骨太な脚本
ステーブ・エプティングの巧みなイラスト
BAD
10巻が未収録
僕が自身を持って初心者の方にもお勧めできる作品です!
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください。
それでは今回はこのあたりで。
お時間いただき、ありがとうございました!
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