2023年に公開予定の『アントマン&ワスプ クアントゥマニア』は、マルチバースサーガにおいて重要な作品となりそうです。
今作で再登場が決まっているハンク・ピムはヒーローを引退していますが、原作では現役で活動しています。
「アントマンは原作だとどんなキャラなの?」
「映画だとどんな設定だったっけ?」
などの疑問がこの記事で解決されます。
”実写映画での~”の項目では、『アントマン』(2015年)のストーリーについて記載しているので、ネタバレにはご注意ください。
原作コミックでのアントマン
アントマン
『Tales to Astonish』#35 ©MARVEL
本名:ヘンリー・“ハンク”・ピム
種族:人間
主な所属:アベンジャーズ
初登場回:『Tales to Astonish』#35(1962年)
登場する邦訳コミック:『アベンジャーズ:ハルク・ウェーブ!』、『アベンジャーズ:クリー/スクラル・ウォー』など
これまでの経歴
ヒーローになるまでの経緯
ハンク・ピムは、物質を縮小させる薬品(後にピム粒子と呼ばれる)を開発した天才的な物理学者だ。
それを自身に浴びさせて効果を試し、昆虫のサイズまで体が縮小した。
解毒剤を置き忘れたまま外に出てしまった彼は、アリに追いかけられる破目になった。
しかし、1匹のアリに救われて無事に解毒剤の場所にたどり着き、元の大きさに戻れた。
それ以来、アリへの関心が高まって研究を進めることにした。
そして電磁サイキック波でアリを操るヘルメットと、コスチュームを作成した。
そのコスチュームを着て、反放射性物質を狙うロシアのエージェントを倒した。
それ以来、ハンクはアントマンとして活動する。
ジャネットとの出会い
ある日、ヴァーノン・ヴァン・ダインとその娘のジャネットがハンクのもとを訪れてきた。
ハンクはジャネットに、かつて新婚旅行中に拉致され殺害されてしまったマリアの面影を見た。
ヴァーノンに地球外生命体と交信する研究の協力を求められるが、ハンクはこれを拒否した。
そしてヴァーノンは地球外生命体に殺されてしまった。
ハンクは復讐を望むジャネットに、アントマンのパートナーになってほしいと伝えた。
コスチュームを作り、ワスプとなったジャネットと共に地球外生命体を倒した。
それ以降、ハンクとジャネットは共に活動するようになり、お互いに惹かれ合った。
アベンジャーズでの活動
ハンクは、ハルクを捜すためにリック・ジョーンズが送ったメッセージを受け取った。
ワスプと共にハルクのもとに向かうが、戦うことになってしまった。
最終的にはハルクを罠にハメたロキを、ソー、アイアンマン/トニー・スタークと共に捕らえた。
そしてハンクは皆の力を一つにするべきだと提案し、アベンジャーズが結成された。
その後、ハンクは合成生命を目指してロボットを造ったが、暴走してウルトロンを名乗り、アベンジャーズに襲い掛かった。
時期により、ゴライアス、イエロージャケットなど名前を変えることもある。
アベンジャーズには脱退と参加を繰り返している。
能力や武器
ピム粒子を直接浴びることで、体が昆虫サイズに縮小する。
元のサイズに戻るには解毒剤が必要。
その後ベルトの装置から、ガス状にしたピム粒子と解毒剤を吸入してサイズ変化が可能になった。
さらにその後、粒子に晒され続けたことで意思によるサイズの変化が可能になった。
縮小しても元のサイズの筋力を維持できる。
サイバネティックヘルメットから発する電磁波により、アリとの意思疎通が可能。
大群を率いて攻撃させたり、落とし穴を作らせたり、物を運ばせたりする。
アリの上に乗って、地上や空中を移動することもできる。
参考文献
『Tales to Astonish』#27、35、44
『Avengers』#1など
実写映画でのアントマン
注意
記事の性質上、作品のネタバレ全開です
ご注意ください
アントマン
引用元 ©MARVEL
本名: ハンク・ピム
種族:人間
主な所属:S.H.I.E.L.D.
主な登場作品:『アントマン』(2015年)
俳優:マイケル・ダグラス
これまでの経歴
ハンク・ピムはS.H.I.E.L.D./シールドの科学者で、アリの研究をしていた。
1970年には、原子間の距離を変えて強度と密度を増加させるピム粒子を発明していた。
その技術をスーツに応用してアントマンとして活動していた。
1987年、ハンクは妻のジャネット・ヴァン・ダインと共に、娘のホープを家に残して任務へ向かった。
分離派がソ連のミサイル・サイロを襲撃してアメリカへ発射したICBMを止める任務だった。
ワスプ/ジャネットが亜原子サイズになってミサイルを無効化したが、ハンクは彼女を亡くした。
2年後、ハワード・スタークに研究成果を複製されそうになったため、ハンクはS.H.I.E.L.D.を去った。
ピム粒子はとても危険な技術なため、製造法を誰にも渡すつもりはなかった。
ハンクはジャネットを連れ戻すために、量子世界について10年を費やして学んだ。
能力や武器
スーツのベルトにピム粒子を装填し、右手のスイッチを押すことで体が縮小する。
縮小時の力は90kgの男性に値し、本気で人を殴れば殺せてしまう。
ヘルメットは、縮小時の脳の組織を保護する役目がある。
耳に着けた装置で、電磁波を使って嗅覚中枢を刺激することで、アリに自在に指示を出せる。
サシハリアリは弾丸アリとも呼ばれ、相手に強烈な痛みを与える。
ヒゲナガアメイロアリは電気を使え、電子機器を破壊できる。
クロオオアリは羽があり、乗って地上や空中を移動することもできる。
アカカミアリは大群で連結し、足場を作ってくれる。
付着した物体を縮小させる赤いディスクと、拡大させる青いディスクがベルトに収納してある。
アントマンの登場作品を観るには
アントマンの活躍する作品は、『アントマン』、『アントマン&ワスプ』などです。
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