MARVEL/マーベルの中でも最古の部類に入るサブマリナー/ネイモア。
『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』(2022年)にてようやく実写化されました。
「サブマリナーは原作だと、どんなキャラなの?」
「映画だとどんな設定だったっけ?」
などの疑問がこの記事で解決されます。
ファン歴10年、原作コミック150冊持つ僕が、実際に作品を見てまとめています!

僕のプロフィールはこちらの記事で
“実写映画での~”の項目では、『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』のストーリーについて記載しているので、ネタバレにはご注意ください。
原作コミックでのネイモア
サブマリナー
『AVX: Consequences』#4 ©MARVEL
本名 | ネイモア・マッケンジー |
種族 | 人間とアトランティアンのハーフ(ミュータント) |
主な所属 | なし |
初登場回 | 『Motion Picture Funnies Weekly』#1(1939年) |
これまでの経歴
時は1920年、レオナルド・マッケンジーを船長とする調査船が、海底王国アトランティスの上にやって来た。
氷の土地を砕くための船からの爆撃により、多くのアトランティアンが死んだ。
アトランティスの王女フェンは、父親の命で船にスパイとして送られるも、レオナルドと恋に落ちて結婚した。
しかし、レオナルドらは爆撃を止めず、フェンはアトランティスに戻り、レオナルドとの子供ネイモアを産んだ。
アトランティス再建には20年かかり、その間にネイモアはたくましく育った。
ネイモアには、アトランティアンにも人間にもない、足首の羽による飛行能力が備わっていた(1964年の作品でミュータントであることが示唆された)。
ある日、サルベージ船から2人の潜水服を着た人間が海底にやって来た。
ネイモアはその2人を、自分を捕まえるためのロボットだと思い、殺してしまった。
そのことを後悔したが、フェンからかつての人間の仕打ちを聞かされ、復讐の対象だと教わった。
後日、ネイモアはニューヨークを破壊して支配しようとし、破壊の限りを尽くした。
そんな彼の前にヒューマン・トーチ/ジム・ハモンドが現れ、2人は対決した(アメコミ史上初のクロスオーバー)。
第二次世界大戦の最中、ネイモアはナチスのマスターマン/ヴィルヘルム・ローマーと戦った。
そこへ駆けつけたキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース、バッキー/ジェームズ・バーンズ、ヒューマン・トーチ、トロ/トーマス・レイモンドと共にマスターマンを倒した。
そして、そのメンバーでインベーダーズが結成された(1975年の作品で描かれた)。
数十年後の現代、ネイモアは記憶を失い、ニューヨークにいた。
宿で出会ったジョニー・ストームに海へ連れていかれると、ネイモアの記憶が戻った。
そしてアトランティスに戻ったが、原爆の実験により崩壊していた。
彼は再び人間への復讐を誓い、街を破壊しようとするも、ファンタスティックフォーによって阻まれた。
現在でも、ネイモアは状況によって人類の敵にも味方にもなる。
能力や武器
人間とアトランティアンの特徴を併せ持ち、地上でも海底でも活動できる。
足首の羽により、空を飛ぶことも可能。
体から水しぶきを発することができる。
皮膚は頑丈で銃弾が効かず、素手で鉄橋を捻じ曲げるほどの怪力をほこる。
角笛で海の生物を従えることも可能。
参考文献
『Motion Picture Funnies Weekly』#1
『Sub-Mariner』#33
『Marvel Mystery Comics』#8
『Fantastic Four』#4
『X-MEN』#6
『Giant-Size Invaders』#1
実写映画でのネイモア
注意
記事の性質上、作品のネタバレ全開です
ご注意ください
ネイモア
引用元:Fandom ©MARVEL
本名 | 不明 |
種族 | タロカニル(ミュータント) |
主な所属 | なし |
主な登場作品 | 『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』(2022年) |
俳優 | テノッチ・ウエルタ・メヒア |
これまでの経歴
時は1571年、ユカタン半島に住んでいたネイモアの母親や村人たちは、スペイン人が持ち込んだ天然痘や異教のせいで畑を追われた。
飢えと戦争、疫病に苦しんだ村人たちは、雨と豊穣の神チャクを拝んだ。
シャーマンが、ヴィブラニウムから生える草を見つけ、これをチャクから示された救済の道と考えた。
妊娠中のネイモアの母親や村人たちはその草を砕いて飲んだ。
村人たちは全員倒れ、気が付くと肌が青くなり、海から酸素を取り込む呼吸法に変わった。
そして村人たちは海に移り住むようになった。
ネイモアの母親は海で出産し、タロカン最初の子どもとなった。
彼は人間にもタロカン人(タロカニル)にもない、足首の羽による飛行能力が備わっているミュータントだった。
その後、母親は陸の暮らしを恋しがるようになり、失望して死んだ。
ネイモアは、故郷の土に母を埋めると誓い、仲間と共に島に上陸した。
そこで彼は、スペイン人が奴隷を働かせていた光景を目にし、仲間に襲撃させた。
その際彼は、スペイン人修道士に愛のない子と呼ばれ、ネイモアの名はそこからつけた。
現代、大西洋の海底で米軍が探知機を用いてヴィブラニウムを見つけた。
ネイモアはアットゥマ、ナモーラらを率いて米軍の船を襲撃し、採掘を止めることができた。
ネイモアは二度と人間を寄せ付けたくないため、探知機を作った科学者(リリ・ウィリアムズ)を殺すことにする。
彼はワカンダに出向き、ラモンダ女王とシュリに接触し、科学者を探させるよう命じる。
能力や武器
人間とタロカニルの特徴を併せ持ち、地上では肺呼吸、水中では皮膚呼吸ができる。
海底の水圧にも耐えられる体になっている。
皮膚が乾くと弱るため、地上での活動時にも定期的に水中に戻る必要がある。
水中では高速で泳ぐことができる。
足首の羽により、空を飛ぶことも可能。
人間よりも老化が遅い。
飛行中のヘリコプターを素手で投げ飛ばすほどの怪力をほこる。
槍は戦闘機の翼を切断するほどの威力。
ネイモアの登場作品
実写作品
ネイモアの活躍する作品は、『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』です。
この作品はDisney+/ディズニープラスで見放題で楽しめます。
ディズニープラスは月額制のサブスクリプション動画配信サービスです。
VOD/ビデオ・オン・デマンドともいいます。
大きな魅力はこの2点。
- ここだけのMCUオリジナルドラマを楽しめる
- マーベル映画50作品以上が見放題
ファンの方々にはぜひともチェックしていただきたい!
詳しい情報や魅力はこちらの記事で解説しています。
原作コミック
ネイモアの登場する原作コミック(邦訳)は主に下記になります。
- 『ロード・トゥ・シビルウォー』
- 『AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND2』
- 『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』
- 『ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・X』
リンク先の記事に感想や詳細を書いているので、よければ寄ってみてください。
「原作って実際どうなの?」
と、興味はあるけど踏み出せずにいる方々。
こちらの記事で原作の魅力を語っているので、ぜひ読んでください!
原作を読んで、さらにキャラクターへの知識を深めまちゃいましょう。
本記事の他にも、キャラクター図鑑のページでは様々なヒーローやヴィランを紹介しています。
ストーリー形式の読み応えある記事ばかりなので、チェックしてみてください!
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