『シークレット・ウォー』の感想・あらすじ・解説

シークレットウォーの表紙

『シークレット・ウォー』 ©MARVEL ©Hachette Collections Japan

こんちは!
サンドです。

2023年春に配信予定のドラマ『シークレット・インベージョン』は、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーが主人公となりそうです。
そんなフューリーにスポットを当てたのが本作『シークレット・ウォー』。

「どの時期の作品なの?」
「オススメのポイントは?」

などの、今作に関する悩みを解決できる記事となっております。
皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。

ネタバレは一切ないので、ご安心を!

なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

収録タイトルやライター・アーティスト情報

出版社:アシェット
ライター:ブライアン・マイケル・ベンディス
アーティスト:ガブリエル・デル・オットー
収録タイトル

  • 『Secret War』#1(2004年4月)
  • 『Secret War』#2(2004年7月)
  • 『Secret War』#3(2004年10月)
  • 『Secret War』#4(2005年5月)
  • 『Secret War』#5(2005年12月)

あらすじ

内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。

どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。

世界的な諜報機関S.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリー大差はある日、スーパーヴィランたちに資金提供し、テロ計画を企てる組織があることを知る。
その危機を回避するため、ブッラクオプスチームを結成し、スパイダーマン、ウルヴァリン、デアデビル、キャプテン・アメリカとルーク・ケイジがこの影の脅威に立ち向かう。
しかし1年後、過去が再びチームを脅かすような出来事が起こり始める……。

引用元:マーベル グラフィックノベル・コレクション公式サイト

作品概要や出版背景の解説

本作『シークレット・ウォー』は、2004年から1年以上かけて展開されたクロスオーバー作品で、全5話のリミテッドシリーズです。

「やっと邦訳されたか!!」
ニューアベンジャーズを追いかけていた方々は、こう思われたでしょう。

そうなんです。
本作は、2005年から始まった『New Avengers』を手掛けたブライアン・マイケル・ベンディスによって書かれています。
登場キャラクターもニック・フューリーを始め、キャプテン・アメリカスパイダーマンデアデビル、ルーク・ケイジ、ウルヴァリン、ブラック・ウィドウとニューアベンジャーズで活躍した面々ばかりです。

非常にニューアベンジャーズシリーズとの親和性が高い作品となっています。

本作については、これまで解説書で度々語られていましたが、結局ヴィレッジブックスから邦訳コミックは出ず終いでした…。
2015年の3月にシリーズ最終巻である『ニューアベンジャーズ:シージ』が発売されてから、7年以上の歳月を経てまさかの邦訳化!
日本語で読める日が来るとは思ってもいませんでした。
まずはアシェットさんに感謝です。

本作は『マーベル グラフィックノベル・コレクション』の一部でもあります。
詳しいことはこちらの記事で解説しているので、気になった方はぜひ。

ニューアベンジャーズシリーズとの親和性が高いと言いましたが、シリーズを読んでいないと楽しめないといったことは全くないです!
そもそも『Secret War』の1話は、『New Avengers』の1話よりも半年以上も前に発売していたので。
ストーリーも、シリーズの出来事が本作に影響を与えるような描写はありませんでした。

本作を読んでから、ニューアベンジャーズシリーズを読みだしても全然問題なしです。
シリーズを追っていた人には、フューリーが潜伏していた理由がハッキリと理解できます。

また、本作はドラマ『エージェント・オブ・シールド』で活躍したクェイク/デイジー・ジョンソンの初登場回でもあります。

アーティストは、『マーベル グラフィックノベル・コレクション』で繋がる背表紙のイラストを担当しているガブリエル・デル・オットー。

シークレットウォー3話
※画像は原書で、本作は日本語です

『Secret War』#3 ©MARVEL

作品の評価・感想

面白かった!

ブライアン・マイケル・ベンディスは安定ですね~。

開始2ページ目で事件発生。
物語のテンポがよく、最後までダレずに読み進められます。

現在と過去の2つの時間軸で並行して物語が進み、後半に進むにつれて謎が明らかになっていく脚本の構成は見事だと思いました。

これはニューアベンジャーズシリーズを先に読んだ僕の感覚ですが、
「この時から既にベンディスは、スパイダーマンやウルヴァリンをアベンジャーズに入れると決めていたのか!?」
なんてニヤニヤしてました笑。

多数のヒーローとヴィランによる乱戦というアメコミ定番の盛り上がりポイントはあります。
しかしそこをメインとせずに、フューリーの行動の意図や謎の解明に重きを置いているので、一味違った読了感を覚えます。

逆に言えば、ヒーローの活躍をメインで描いた作品ではないので、「初心者が1冊目に買うアメコミとしてオススメできるか」と聞かれたら微妙なところです…。

ガブリエル・デル・オットーのアートは、1コマ1コマが芸術ですね。
リアルでありながら、キャラの表情の変化はコミカルに描いているのが凄いです。
下絵から色付けまで1人で仕上げているのにも驚かされます!

シークレットウォーの飛行機
※画像は原書で、本作は日本語です

『Secret War』#2 ©MARVEL

気になるのは翻訳の部分ですかね。
キャップはそんな喋り方しないだろという箇所がちらほら…。

あと”BOOM”とかの書き文字まで訳す必要はないですね。
凄いダサいです…。

前後で読みたい関連する邦訳アメコミ

ニューアベンジャーズ ブレイクアウト

『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』 ©MARVEL ©FURYU Corporation

本作を読んで、まだニューアベンジャーズシリーズを読んでないのであれば、シリーズ1巻目である『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』をお勧めします。
本作で登場したキャラの更なる活躍を楽しむことができます!
詳しい感想などはこちらの記事で。

既にシリーズを読んでいた方には、改めてシークレット・ウォーの描写があった個所を読み返してみるのもお勧めです。

『ニューアベンジャーズ:コレクティブ』に収録されている『New Avengers』の14話は、『Secret War』5話の2か月後に発売されました。
フューリーが本作の裏で誰と接触していたのかが描かれます。

また、『マイティ・アベンジャーズ:シークレット・インベージョン』収録の『Mighty Avengers』12話冒頭でも本作のエンディングの裏側が描かれます。
この作品では、フューリーとデイジーの次なる活躍も語られます。

本作を読み終えてからシリーズを見返すと、他にも新たな発見があるかもしれません!

まとめ

GOOD
・テンポよく進み、徐々に真実に近づくストーリー運び
・リアルかつコミカルなアート

BAD
・キャラのセリフに違和感ある翻訳
・ヒーロー像の描写がメインでない

ニューアベンジャーズシリーズを追いかけていた方、これから追いかける方には、ぜひとも読んでもらいたい1冊です!
もっと早く読みたかったというのが本音です笑。

他にも邦訳アメコミを紹介しているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。

それでは、今回はこのあたりで。
ありがとうございました!

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