版元ドットコムより
こんちは!
サンドです。
今回は、ソーを軸としたクロスオーバー作品『ウォー・オブ・ザ・レルムス』のレビュー記事です。
「ここから読んでいいの?」
「オススメのポイントは?」
などの疑問を、邦訳アメコミ150冊を読んだ僕が解決します!

僕のプロフィールはこちらの記事で
皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を。
なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。
収録タイトルやクリエイター
出版社 | 小学館集英社プロダクション |
ライター | ジェイソン・アーロン |
アーティスト | ラッセル・ドーターマン |
収録タイトル |
|
あらすじ
内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。
どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。
ダークエルフの王マレキスとその軍勢によって、アスガルドを含む九つの王国は陥落した。
引用:小プロ作品ページ
大地は戦火に覆われ、ソーの鎚(つち)ムジョルニアは太陽に消え、虹の橋ビフロストは砕け散り、アスガルドの民の大半はミッドガルドのブロンクスへの移住を余儀なくされた。
最後に残ったミッドガルドを攻め落とすべくマレキス軍が侵攻を開始した時、ソーは、アベンジャーズは、そしてアスガルドの民はどう動くのか!?
かつてないスケールで繰り広げられる、王国大戦“ウォー・オブ・ザ・レルムス”ここに開戦!!!
どんな作品なのか
本作『ウォー・オブ・ザ・レルムス』は、リミテッドシリーズ『War of the Realms』の1~6話をまとめたクロスオーバー作品です。
ジェイソン・アーロンが、2013年から6年間にわたって担当したソーシリーズの完結作でもあります。
残念ながら、このシリーズで邦訳されたのは後述する1冊のみなので、本作までのストーリーの把握が難しいです。
ただ、そこはしっかり考慮されていて、16ページにもわたる解説書で、かなり詳しく書かれています。
さらにもう1枚、本作までの物語とタイインの内容を記載した時系列書も付属します。
数年前の小プロは解説書が簡易的なイメージでしたが、ヴィレッジブックスが撤退したのもあってか、力を入れてくれるようになりましたね!
時系列としては、『インフィニティ・ウォーズ』の後になります。
以前からミッドガルド/地球への侵攻を企てていたマレキスが、ついに攻めてくるという始まり。
ソーの登場キャラ以外にも、アベンジャーズやウルヴァリン、デアデビルを始めとする多数のヒーローがマレキスの軍勢を迎え撃ちます。
アーティストは、『ソー:ゴッデス・オブ・サンダー』のラッセル・ドーターマン。
ライターのジェイソン・アーロンは、『X-MEN:スキズム』や『オリジナル・シン』などを書きました。
『War of the Realms』#1 ©MARVEL
※画像は原書で、本作は日本語です
本作前に読むべき邦訳アメコミ
ジェイソン・アーロンのシリーズで、過去に邦訳されたのが『ソー:ゴッデス・オブ・サンダー』です。
レディ・ソーの正体が明らかになる物語で、本作に登場するマレキスや、ダリオ・アガーなどのヴィランも登場します。
本作の前提やキャラが、この作品からも引き継いでいるので、先に読んでおくことをお勧めします。
本作のおもしろさや理解度も格段にアップしますよ!
『Thor』Vol.4の1話から収録されていて、1冊で綺麗に完結します。
物語もけっこう面白く、初心者の方にもオススメです!
アーティストは本作同様、ラッセル・ドーターマン。
絶版で手に入りにくいのが残念ですが…。
こちらの記事で詳細を書いています。
作品の評価・感想
まあまあ面白かった。
1話目からアクシデントの連続で、アクセル全開です。
その後もテンポよく物語が進んでいきます。
普段では見ることのできないキャラの掛け合いも見れて、やっぱクロスオーバーはいいなと思いました。
ただ、終始バトルの連続で、ドラマパートがほぼないのが気になりました。
物語の静と動において、常に動といった感じです。
もう少し緩急をつけてほしかったところ。
まぁ、全6話で世界規模の混乱を収めるには、ゆっくりドラマを見せているページ数もないとは思いますが…。
物語も味方側に好都合な展開で、特に驚くような場面はなかったです。
地球の危機の割には、あまり緊張感がなかったなと。
一番は、6年間の物語を読めていないのが大きいですね。
解説書があるとはいえ、字で追いかけるのと実際に読むのとでは、理解度が違いますからね。
かと言って、6年分のソーの物語を全部邦訳されたら読むかと言われたら、それもそれで大変なんですが笑。
ラッセル・ドーターマンのアートは、やはりクオリティが高いです!
小さい絵でも、全然手抜きがないんですよね。
キャラの躍動感もグッドです。
マシュー・ウィルソンのカラーも、絵の質を押し上げてくれています。
『War of the Realms』#1 ©MARVEL
※画像は原書で、本作は日本語です
本作後に読むべき邦訳アメコミ
完結作なので、とくにないです。
まとめ:『ウォー・オブ・ザ・レルムス』の総評
GOOD
・最初からアクセル全開で進む物語
・躍動感があり、質の高いアート
BAD
・ドラマパートの少なさ
・これまでの物語を邦訳で読めない
シリーズを通して読めば、もっと楽しめたかなと思った次第です。
つまらなくはないので、『ソー:ゴッデス・オブ・サンダー』を読んだ方は、物語の結末を確認してみてもいいかもです。
他にも邦訳アメコミの感想を書いているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。
邦訳アメコミの全体感を知りたい方にはこちらの記事もオススメです。
それでは、今回はこのあたりで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント