『ベスト・オブ・X-MEN』の感想・あらすじ・解説

まとめ
ベスト版とは言い難い

ベストオブxmenの表紙

『ベスト・オブ・X-MEN』 ©MARVEL ©Shogakukan-Shueisha Productions

こんちは!
サンドです。

今回は、X-MENシリーズのベスト版『ベスト・オブ・X-MEN』のレビュー記事です。

「ここから読んでいいの?」
「オススメのポイントは?」

などの疑問を、邦訳アメコミ150冊を読んだ僕が解決します!

サンド
サンド

僕のプロフィールはこちらの記事

皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を。

なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

収録タイトルやクリエイター

出版社小学館集英社プロダクション
ライター
  • スタン・リー
  • デニス・オニール
  • クリス・クレアモント
  • ジョン・バーン
アーティスト
  • ジャック・カービー
  • ニール・アダムス
  • ジョン・バーン
  • アーサー・アダムス
  • ジョン・ボルトン
収録タイトル
  • 『X-Men』#1(1963年9月)
  • 『X-Men』#65(1970年2月)
  • 『X-Men』#128(1979年12月)
  • 『X-Men Annual』#10(1987年1月)
  • 『Classic X-Men』#12(1987年8月 巻末の短編のみ)

あらすじ

内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。

どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式からの引用なので、結末に関するネタバレはありません。

時は1963年。
マーベル第三のヒーローチームとして誕生したX-MENは、“超能力者専門高校の生徒たち”という、前例のない設定を背負っていた。
マーベル・ユニバースの中でも異色といえる彼らは、いかにして“マーベルの顔”となったのか。
その道のりは、決して平坦なものではなかった……!
本書では、厳選したラインナップで彼らの歴史の転換点を解き明かしていく。

引用元:小プロ作品ページ

どんな作品なのか

本作『ベスト・オブ・X-MEN』は、1960年代~80年代のX-MENシリーズから、重要な5話を厳選した(?)ベスト版です。

基本的には1話完結の作品が収録され、各話の開始前にはあらすじや出版背景を解説したページが挟まれているため、初心者の方でも楽しめる作りになっています。

ただ、初心者の方に薦めるX-MEN作品であれば、他のものを推します(詳細は後述)。

以下より、各話の概要をなるべくストーリーに触れずに軽く紹介します。

『X-Men』#1

まずは記念すべき1話目。
プロフェッサーX、サイクロップス、ビースト、エンジェル、アイスマン、マーベルガール、マグニートーといった主要キャラが出そろいます。

ライターはスタン・リーで、アーティストはジャック・カービー。

x-menの1話
※画像は原書で、本作は日本語です

『X-Men』#1 ©MARVEL

『X-Men』#65

宇宙人ジノックスとの戦いを描いた作品。
ポラリスとハボックも登場します。

コミックアートの革命家ニール・アダムスのアートを堪能できます。
ライターはデニス・オニール。

『X-Men』#128

126話から続くモイラの息子プロテウスとの対決の最終話にあたります。
ウルヴァリン、コロッサス、ストーム、ナイトクローラーら新生X-MENも加わります。

ライターは、『X-MEN:アンキャニィ・ジェネシス』のクリス・クレアモントとジョン・バーン。
ジョン・バーンはアーティストも担当しています。

『X-Men Annual』#10

通常の約2倍のページ数があるアニュアル作品。
X-MENとニューミュータンツがモジョに挑みます。

本話もライターはクリス・クレアモントで、アーティストはアーサー・アダムス。

『Classic X-Men』#12

過去作品を再掲載するリプリント誌である『Classic X-Men』。
『Classic X-Men』はただの再掲ではなく、巻末に描きおろしの短編を加えて出版されていました。

本作では、その短編部分を収録。
マグニートーの過去を掘下げた作品になっています。

またまたライターはクリス・クレアモントで、アーティストはジョン・ボルトン。

本作前に読むべき邦訳アメコミ

前述のとおり、本作は1冊で楽しめるように構成されているため、基本的には予習不要です。
本作収録話より前の作品が、一部邦訳されているので紹介します。

トワイライト・オブ・ザ・ミュータンツ&イン・ザ・シャドウ・オブ・サウロン

65話の前後17話が、アシェットの『マーベル グラフィックノベル・コレクション』にて邦訳されています。

『X-MEN:トワイライト・オブ・ザ・ミュータンツ』では『X-Men』の50~59話が収録されています。

本作に登場したハボックとポラリスの初登場回が収録されています。
65話を手掛けたニール・アダムスも参加しています。

詳しい内容や感想はこちらの記事で。

この作品の続編が、60~66話を収録した『X-MEN:イン・ザ・シャドウ・オブ・サウロン』。
僕は読んでないので詳細不明ですが、サウロンとの対決がメインのようです。

アンキャニィ・ジェネシス

128話に登場する新生X-MENメンバーですが、『X-MEN:アンキャニィ・ジェネシス』では、新生X-MENの誕生経緯とその活躍が描かれます。
収録話は、『Giant-Size X-Men』と『X-Men』の94~100話。

正直、この作品の方が初心者にはオススメ!

ライターには本作のクリス・クレアモントが参加。
アーティストはデイブ・コックラム。

詳しい内容や感想はこちらの記事で。

作品の評価・感想

普通
というか、ベスト版と考えると微妙。

「重要エピソードを厳選した」とありますが、もっと他にあるでしょ…。
ヴィレッジブックスや自社で、既に邦訳してしまった話もあるとは思いますが。

1話目が邦訳されたのは嬉しいです。

ミュータントの才能を育む学園と、その創設にあたったプロフェッサーの思い。
ミュータントこそが至高と考え、人類を憎むマグニートーと、人類を守るX-MEN。
X-MENの世界観の大枠と方向性を、1話目で構築していたのは見事です。

『X-MEN:トワイライト・オブ・ザ・ミュータンツ』でも衝撃を受けましたが、65話のニール・アダムスのアートはやはり凄まじいです。
同じ時代のアーティストとは一線を画していますね。

x-menの65話
※画像は原書で、本作は日本語です

『X-Men』#65 ©MARVEL

絵は凄いのですが、話の内容は普通。

『X-Men Annual』の10話が、一番選定理由が謎でした。
マイナーなキャラが多く、初心者の方は楽しみづらいと思います。
もちろん、解説書で補足はされるのですが。

これが約40ページとだいぶ幅をとってるのですが、これ削って他に2話入れた方が満足度上がった気がします笑。

本作後に読むべき邦訳アメコミ

128話の直後129~137話が『X-MEN:ダークフェニックス・サーガ』に収録されています。
これこそ、まさに傑作と名高い1冊。
前述の『X-MEN:アンキャニィ・ジェネシス』読了後は、ぜひこの作品もチェックしてみてください!

128話同様、ライターはクリス・クレアモントで、アーティストがジョン・バーン。

まとめ:『ベスト・オブ・X-MEN』の総評

GOOD
未邦訳のクラシック作品が読める
様々なアートを楽しめる

BAD
重要度低い話の選定

RECOMMEND
未邦訳だった話を読みたい人

他にも邦訳アメコミの感想を書いているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。
邦訳アメコミの全体感を知りたい方にはこちらの記事もオススメです。

それでは、今回はこのあたりで。
ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました