『インフィニティ:カウントダウン』の感想・あらすじ・解説

スポンサーリンク
まとめ
期待値を上げて本編へ繋げてくれる

初アメコミには推奨できない

インフィニティカウントダウンの表紙

『インフィニティ:カウントダウン』 ©MARVEL ©Shogakukan-Shueisha Productions

こんちは!
サンドです。

今回は、本編の序章に当たる『インフィニティ:カウントダウン』のレビュー記事です。

「ここから読んでいいの?」
「オススメのポイントは?」

などの疑問を、邦訳アメコミ150冊を読んだ僕が解決します!

サンド
サンド

僕のプロフィールはこちらの記事

皆さんが購入される際の手助けとなれば幸いです。
ネタバレは一切ないので、ご安心を。

なお、リーフやオンゴーイングなどのアメコミの形式に関する説明は本記事では省いています。
もしわからない単語などがあったら、こちらの記事も参考にしてみてください。

スポンサーリンク

収録タイトルやクリエイター

出版社小学館集英社プロダクション
ライタージェリー・ダガン
アーティスト
  • アーロン・キューダー(メイン)
  • マイク・ホーソーン
  • マイク・デオダート
  • マイケル・オールレッド
収録タイトル
  • 『Infinity Countdown Prime』#1(2018年4月)
  • 『Free Comic Book Day 2018(Amazing Spider-Man/Guardians Of The Galaxy)』(2018年5月)
  • 『Infinity Countdown: Adam Warlock』#1(2018年4月)
  • 『Infinity Countdown』#1(2018年5月)
  • 『Infinity Countdown』#2(2018年6月)
  • 『Infinity Countdown』#3(2018年7月)
  • 『Infinity Countdown』#4(2018年8月)
  • 『Infinity Countdown』#5(2018年9月)

あらすじ

内容を全く知らない状態で読みたい方は飛ばしてください。

どんなストーリーなのか少しは確認したい方は、こちらを開いてください。
公式サイトからの引用なので、結末に関するネタバレはありません。

シークレット・ウォーズの戦いを経て、破滅と再生を果たしたマルチバース。
宇宙の再生からほどなくして、無限の力を秘めたインフィニティ・ストーンもまた再生の時を迎えた。

宇宙各地に現れたストーンを求め各陣営がせめぎ合う中、銀河の治安を守る遊撃部隊ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもまたストーン探索に着手する。

ソウル、マインド、パワー、タイム、スペース、リアリティ、6つのストーンを手にするのは誰か?
そして、インフィニティ・ストーンの再生は宇宙に何をもたらすのか?

引用元:小プロ作品ページ

どんな作品なのか

本作『インフィニティ:カウントダウン』は、リミテッドシリーズ『Infinity Countdown』の1~5話と関連作品をまとめたものです。
クロスオーバーイベント『インフィニティ・ウォーズ』の前日譚になります。

初心者の方が読む1冊目には推奨しませんが、『インフィニティ・ウォーズ』を読む上では必読です!

本作は、本作のライターであるジェリー・デュガンが書いていた『All-New Guardians of the Galaxy』の続きから始まりますが、こちらは未邦訳です。

『Free Comic Book Day 2018(Amazing Spider-Man/Guardians Of The Galaxy)』にて、一応これまでのあらすじが紹介されます。

解説書も16ページと大ボリュームなので、これらを読めば直前までの物語は補完できます。

逆に言うと、あらすじを文字で把握しなければならない点が、初心者の方にお勧めしない理由です。

スター・ロードを始めとするガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々に加え、マイナーキャラが多数登場します。

インフィニティカウントダウンの1話
※画像は原書で、本作は日本語です

『Infinity Countdown』#1 ©MARVEL

メインのアーティストはアーロン・キューダーとマイク・ホーソーンです。

『オリジナル・シン』、『インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン』のマイク・デオダートは『Infinity Countdown Prime』と『Infinity Countdown』各話の冒頭で参加しています。

本作前に読むべき邦訳アメコミ

直前の物語が未邦訳なので、必読の作品はないです。

『マーベル:レガシー』に収録の『Marvel Legacy』では本作への伏線があり、ウルヴァリンがインフィニティ・ストーンの1つを手にするまでの経緯が描かれています。

また、インフィニティ・ストーンが復活したことで各勢力が動き出す本作ですが、そもそもなぜストーンが姿を消していたのかは、『ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ』で確認できます。

解説書にも記載はあるので、本作のためだけに読む必要はないです。

作品の評価・感想

面白かった!

開幕から、アダム・ウォーロックとカーンの対話が始まり、なにやら只事ではない雰囲気を作り上げています。

各勢力の目的が最初からシンプルなので、物語が追いやすかったです。

やはりインフィニティ・ストーンが物語のキーとなると、登場するキャラも大物揃いで、スケールを広げてくれます。

エンディングで『インフィニティ・ウォーズ』への橋渡しもバッチリ行われ、本編への期待度を最高に高めています!

『Infinity Countdown』が中途半端な始まり方なので、前半はあらすじや解説書を確認しながら読み進めていく必要があります。

100冊以上の作品を読んだ僕でも初めましてのキャラが多く、とっつきにくさもありました。

ただ、この辺は脚本の不出来というわけではなく、邦訳アメコミだけを追っていると仕方のない部分ではあります…。
こういう所が、アメコミのハードルを上げているんでしょうね。

アーロン・キューダーのアートは、質感の描きこみがしっかりしていました。
武器や戦闘機といったメカが細かい。

マイク・ホーソーンは輪郭や影の付け方がパキッとしているアメコミらしい絵柄です。

インフィニティカウントダウンの2話
※画像は原書で、本作は日本語です

『Infinity Countdown』#2 ©MARVEL

本作後に読むべき邦訳アメコミ

本作を読み終えたら、いよいよ本筋の『インフィニティ・ウォーズ』に入ります。
インフィニティ・ストーンをめぐる戦いは更に加速し、あの人物が介入してきます。

ライターは本作のジェリー・デュガンが継続。
本作では一部の参加だったマイク・デオダートが、全編アートを担当します。

詳しい解説や感想はこちらの記事で。

まとめ:『インフィニティ:カウントダウン』の総評

GOOD
・追いやすくスケールの大きいストーリー
・期待値を上げた本編への橋渡し

BAD
・前半の読み進める上でのテンポの悪さ

解説書なしでサクサク読めないので初心者向けではないですが、本編へ繋げてくれる重要な作品です!

他にも邦訳アメコミの感想を書いているので、アメコミカタログなるページも訪れてみてください。
邦訳アメコミの全体感を知りたい方にはこちらの記事もオススメです。

それでは、今回はこのあたりで。
ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました